周瑜(洪宇宙)は計略を使って曹軍の水軍指揮官である蔡瑁らを排除し、諸葛亮(唐国強)がこの計略を知っているかどうかを探るため、魯粛に諸葛亮を試すよう指示します。諸葛亮は魯粛が来ると、明将の道や《七十二候図》の奥義について語り出し、突然周瑜の計略を明かします。これに魯粛は驚きますが、諸葛亮は自分がこの計略を知っていることを周瑜には話さないようにと忠告します。もし知られたら、周瑜が自分を害するかもしれないからです。
周瑜は諸葛亮がこれほどまでに先見の明を持つことを知り、彼に10日以内に10万本の矢を作るという難題を突きつけ、これを機に諸葛亮を陥れようと企みます。しかし諸葛亮はわずか3日でそれを成し遂げると応じ、軍令状を交わします。魯粛は諸葛亮が大きな災難に遭うと心配し、密かに彼を逃がそうとしますが、諸葛亮はそれを拒否し、20隻の船と少数の兵士、そして草人1,000体余りを借りるだけでよいと言います。そして魯粛には、今回も周瑜には内密にしておくように頼みます。
3日後の夜、諸葛亮は魯粛を船に招き、琴を弾きながら酒を楽しみます。濃い霧の中、彼は船隊を曹操(鲍国安)の陣営に向けて進めます。魯粛はその意図がわからず、恐怖にかられます。船が曹操の陣営に近づくと、諸葛亮は兵士たちに灯りをともさせ、大声で叫ばせ、鼓楽を奏でます。曹操はこれを周瑜の襲撃だと誤解し、霧に紛れて伏兵が潜んでいるのではないかと恐れ、弓兵に矢を放たせます。夜明けとともに霧が晴れると、すでに10万本の矢が諸葛亮の手に渡っていたことに気づき、曹操は計略に嵌ったことを悟ります。
諸葛亮がこの策の全貌を明かすと、魯粛は感服し、周瑜は自分が及ばないと感じます。曹軍を破るため、諸葛亮と周瑜は火攻めを決行するという同じ計略に至ります。