曹操は関羽が去ったことを知り、追いかけて錦袍を贈るが、関羽はそれを刀で受け取り、感謝しつつも決然として去っていった。関羽は二人の嫂夫人を守りながら東嶺関に到着するが、守将の孔秀がさまざまに妨害してきたため、関羽は孔秀を討ち取る。続いて洛陽太守の韓福が関羽を阻もうとするが、韓福とその副将孟坦も関羽に挑み、二人とも関羽の刀に倒れる。
次に関羽は汜水関に到達する。守将の卞喜は鎮国寺に伏兵を設けるが、寺の住職が関羽と同郷であったため、密かに関羽に危険を知らせた。関羽は激怒し、卞喜を討ち取る。
その後、関羽は荥陽に至るが、太守の王植が韓福の親戚であったため、報復のために関羽を火攻めにしようと企てる。王植の部下である胡班が密かに関羽を助けて城から脱出させたが、王植は追撃し、胡班の首を持参して関羽に迫った。これに激怒した関羽は王植を討ち取り、黄河を目指して進んだ。滑州の守将秦琪は関羽を渡河させることを拒み、最終的に秦琪も関羽の手にかかって命を落とす。