元太宗ボルジギン・オゴデイ(1186年〜1241年12月11日)は、モンゴル帝国のカアンであり、成吉思汗の第三子として知られています。1225年、成吉思汗から現在のエルティシ川(额尔齐斯川)上流とバルハシ湖東部の地域を封地として与えられ、そこに拠点を構えました。1229年のクリルタイにおいて、帝国全体を治めるカアンとして推戴されました。オゴデイは父の遺志を継ぎ、金朝を滅ぼして南進し、またバトゥを率いてヨーロッパ遠征を行うなど、領土拡大を進めました。彼の治世下でモンゴル帝国は中央アジア、華北、東欧を完全に征服するに至りました。1266年(至元三年)10月、元世祖フビライにより「太宗」の廟号と「英文皇帝」の諡号を追贈されました。

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