『三国志演義』第68集:出師北伐
曹丕の死後、その子曹睿が即位する。諸葛亮(唐国強)は、魏の政権が弱体化していると判断し、魏の武将の中では唯一司馬懿を警戒すべき相手と考える。しかし、司馬懿が罷免されたことを知り、これを好機と捉え、北伐を決意する。
諸葛亮はまず関中を制圧し、魏の要所を奪取しようとする。その後、中原へ東進して曹操の後を継いだ魏の勢力を打倒し、最終的には南下して東呉を平定し、漢室の統一を目指す壮大な計画を立てる。この出師北伐の開始は、諸葛亮の国家復興への強い意志と戦略的な洞察を象徴するものであり、彼の最終的な大義である漢室の復興に向けた重要な一歩となる。