『三国志演義』第67集:七擒孟获
諸葛亮(唐国強)は南方遠征で、現地の酋長である孟获を七度捕らえ、七度釈放するという策略を用いる。孟获はそのたびに降伏を拒むが、諸葛亮の寛大な行動に次第に心を動かされていく。諸葛亮はただ敵を打ち破るのではなく、孟获にその誠意と智謀を示し、彼の心を動かすための戦略を続ける。
最後の捕縛の後、孟获はついに諸葛亮の大徳に感じ入り、心から降伏を誓う。以後、孟获は二度と蜀に敵対せず、南方は安定した。この「七擒七縦」の逸話は、敵を物理的に打ち負かすだけでなく、相手の心をも制し、策略で心服させることの象徴となった。