『三国志演義』第66集:絶路問津
孟获は蜀軍に戻ると、弟の孟优に蜀軍に偽りの降伏を仕掛けさせる。諸葛亮(唐国強)はこれを見抜き、孟优を歓待しながら伏兵を配置し、孟获を待つ。孟获は夜襲をかけるが、再び捕えられた。しかし諸葛亮は孟获を再度釈放し、孟获が自分の陣営に戻ると、蜀軍に占領されていたため、夫人の陣営に逃げざるを得なかった。
孟获は再び軍を起こし、諸葛亮はその猛攻を一時避ける策を取る。空の陣営を見た孟获は、蜀軍が敵に襲われて撤退していると誤解し、追撃に出るが、再び蜀軍の伏兵にかかり、生け捕りにされる。孟获はなおも降伏を拒み、再度釈放されると、朵思大王のもとに身を寄せる。
蜀軍は山林を進軍中に毒泉の水を誤って飲み、兵士の多くが中毒して言葉を失ってしまう。困った諸葛亮は自ら情報を探し歩き、ようやく高人に出会い、この毒を解くための安楽泉の存在を教わる。この高人は孟获の兄、孟節であり、孟获が王化に従わないことに怒り、蜀軍を援助することを決意していた。
孟節は蜀軍が毒泉や毒ガスなどの危険を安全に切り抜けるよう手助けし、さらに孟获と不仲な者である楊鋒のことを諸葛亮に教える。楊鋒は孟获に味方するふりをして接近し、不意を突いて孟获を捕らえ、諸葛亮に引き渡す。それでも孟获は降伏しない。諸葛亮は怒りながらも、孟获の心を収めるため、再度彼を解放する。