第10話:辕門で戟を射る
曹操(ツァオツァオ、演:鮑国安)は大臣たちと相談し、劉備(リュウビ、演:孫彦軍)と呂布(リョフ)が手を組むのを防ぐ策を練ります。荀彧(ジュンイク)は「二虎競食の計」を進言し、劉備と呂布を互いに争わせようとしますが、呂布に見破られて失敗します。荀彧はさらに「趨虎吞狼の計」を提案します。
その後、劉備は南陽城を討伐しようと出陣しますが、袁術(エンジュツ)はこれを知り、10万の兵を率いて徐州城を攻撃します。張飛(チョウヒ、演:李靖飛)は徐州の守りを任されますが、夜に大酒を飲んで酔い、呂布の義父である曹豹(ソウヒョウ)を殴ってしまいます。これを知った呂布は、夜に曹豹と内通して徐州城を奪い取ります。
その後、劉備は袁術に軍営を襲撃され、兵馬の多くを失い、帰る場所を失います。呂布は計略を用いて劉備を自分の側近として迎え入れます。袁術は劉備を追撃しようと兵を派遣しますが、呂布は困惑し、宴を開いて劉備と袁術の使者を和解させようとします。その後、自らその場から抜け出します。
袁術の使者は帰国後、このことを袁術に報告し、呂布と縁組を結ぶ策を献じます。呂布はこの縁組を受け入れます。