十常侍は張譲を筆頭とし、いずれも宮中の近臣であった。董太后と何皇后は、それぞれの息子に皇位を奪わせるために、互いに策謀を巡らせていた。何進は胆力や能力、手腕に限りがあり、大事を成す人物ではなかった。袁紹や曹操(鲍国安が演じる)は何進の配下にあり、その見識は他の者たちを凌駕していた。後に一方の覇者となるにふさわしい人物だった。しかし、袁紹は多くの計算を巡らせたものの、曹操ほどの正義感を持っていなかった。
何進は十常侍を除くため、董卓を都に召喚しようとしたが、曹操はこれに反対した。何進は曹操を皮肉って「孟徳は宦官の子孫だから、私情があるのだろう」と言った。十常侍は何進の意図を知り、何皇后に伝えて、その後、偽って助命を請うという名目で何進を宮中に誘い込み、彼を殺害した。さらに、皇帝の劉辯と陳留王の劉協を捕らえて連れ去った。曹操は兵を率いて追撃を開始した。