劉琦(リュウ・キ)が亡くなると、魯粛(ルー・スー)は彼を弔いに訪れ、同時に荊州の返還を要求します。諸葛亮(ショカツ・リョウ、唐国強)は理論でこれを反論し、劉備(リュウ・ベイ、孫彦軍)に荊州を一時的に借りるという文書を書かせ、三者が署名捺印しました。周瑜(シュウ・ユ、洪宇宙)はその文書を見て、これは諸葛亮の言い逃れ策だと見抜きます。
周瑜は劉備の妻が亡くなったことを利用し、孫権(ソン・ケン、吴晓东)の妹を劉備に嫁がせると偽り、劉備を誘い出して捕らえ、荊州と交換する計画を立てます。呂范(リョ・ハン)が使者として求婚の意を伝えに来ました。諸葛亮はこれが周瑜の美人計だと察知し、まず孫乾(ソン・ケン)を東呉に送り、婚約を進めさせます。その後、趙雲(チョウ・ウン)に護衛を命じ、劉備を伴って婚約を受け入れさせます。これにより、荊州を守りつつ同盟を結ぶ作戦を進めます。
劉備は道中、心中に不安を抱え続けますが、趙雲が諸葛亮の策略が記された錦囊を持ってきたことで、少し気を楽にします。劉備一行は計略に従って行動し、道中の百姓たちに訪問の目的を伝えます。また、自ら国老の喬玄(キョウ・ゲン)に知らせました。国老は呉の態度に不快感を示し、呉国太(ゴコクタイ)に祝いの言葉を送りました。
孫権は、劉備がこの件を広めて人々に知れ渡らせたことを知り、呂范に劉備を厳重に警戒するよう命じます。さらに、情報が呉国太に漏れるのを防ぐため、消息を封鎖します。しかし、呉国太は孫権を呼び出し、彼と周瑜が娘を粗末に扱っていると非難し、劉備に会ってみて、気に入れば娘を嫁がせると決めました。これには孫権もどうしようもありませんでした。