『三国志演義』第55話:立嗣之争
曹操(鲍国安)は後継者を決めようとしていた。三男の曹植は才高八斗で、文武両道に優れ、さらに楊修が曹植の軍務を補佐していたため、魏国の臣下や民衆は曹植を後継者に望む声が高まっていた。一方、長男の曹丕は後継者の座を狙っており、曹植の動向に常に目を光らせていた。
次第に曹操の寵愛を失っていく曹丕(楊俊勇)は賈詡を呼び、相談した。賈詡は曹植の背後にいる楊修が策を練っていることを知っており、楊修を除く策を提案した。曹丕はさらに曹植を酔わせる計略を実行し、曹植は軍務を怠る結果となった。
これに激怒した曹操は、最終的に曹丕を後継者に立てることを決めた。その頃、漢中争奪戦が曹操と劉備(孫彦軍)の間で展開され、張飛(李靖飛)が率いる兵が漢中を攻撃していた。