杜甫について(日語翻訳)
杜甫(712年-770年)は、字を子美、自ら少陵野老と号し、後世では「杜工部」「杜少陵」などとも称されました。漢族の詩人で、河南府巩県(現在の河南省巩義市)の出身です。唐代を代表する偉大な現実主義詩人であり、その作品は中国文学史において重要な地位を占めています。
杜甫は「詩聖」と崇められ、その詩は「詩史」と称されています。また、李白と並び称され、「李杜」と呼ばれます。さらに、李商隠と杜牧の「小李杜」と区別するために、杜甫と李白を「大李杜」と呼ぶこともあります。
杜甫は国家と民衆への深い憂いを抱き、高潔な人格を備えた人物でした。彼の詩は約1400首が現存し、その詩才は卓越しており、中国古典詩歌において極めて高い評価を受け、広範な影響を及ぼしています。
759年から766年の間、杜甫は成都に居住しており、その住まいは後世に「杜甫草堂」として記念されています。
基本情報
- 本名: 杜甫
- 別称: 杜少陵、杜工部、杜拾遺、杜草堂、老杜、詩聖
- 字・号: 字は子美、自ら少陵野老と号する
- 時代: 唐代
- 民族: 漢族
- 出身地: 河南府巩県(現在の河南省巩義市)
- 生誕: 先天元年(712年)
- 死去: 大暦五年(770年)冬