第8話:徐州を三度譲る
陶謙(タオケン)の配下が財産を狙って曹操(ツァオツァオ、演:鮑国安)の父を殺したため、曹操は父の仇を討つべく軍を率いて徐州に攻め込みます。糜竺(ミジュ)は孔融(コウヨウ)のもとに援軍を求めに行き、孔融のもとに身を寄せていた劉備(リュウビ、演:孫彦軍)、関羽(カンウ、演:陸樹銘)、張飛(チョウヒ、演:李靖飛)の三兄弟は、徐州を救うため出陣を決意します。陶謙は劉備の義理堅さに感激し、加えて自分が老い病に苦しんでいたため、徐州を譲ろうと考えますが、劉備はただ義のために助けに来たのであり、徐州を吞み込むつもりはないとしてこれを辞退し、まず曹操の軍を退けることを提案します。この時、曹操は呂布(リョフ)が山東を占領したとの報を受け、郭嘉(カクカ)の策に従い軍を山東へ退かせます。陶謙は再び徐州を譲ろうとしますが、劉備はこれを再び拒み、小沛(ショウハイ)に身を落ち着けます。曹操は呂布に大勝し、呂布は劉備に投降しようとします。陶謙は病に倒れ、三度目の徐州譲りを劉備に持ちかけ、ついに劉備が徐州を受け取ります。