鄧艾(王洪光饰)は鐘会(管越饰)と軍議を行います。二人は表面上は協力し合っているものの、鄧艾は鐘会を白旗の件で皮肉り、鐘会は悔しさを堪えていました。会議の中で鐘会が蜀に進攻する方策を尋ねると、鄧艾は「陰平の小路を越えて奇襲をかける」という案を提案しますが、鐘会は「危険過ぎる」と却下し、鄧艾を凡庸だと見下しつつ、自身は大路からの進軍を主張します。
鄧艾は鐘会の反応を見て、小路の危険を承知の上で陰平経由で蜀に攻め入ることを決意しました。険しい蜀道は、少しの油断で千尋の谷に転落するほどの危険な道のりでしたが、鄧艾は困難を乗り越え蜀に侵入。これを受けた劉禅(鲁继先饰)は急ぎ大将の諸葛尚を派遣して抵抗を試みましたが、全軍壊滅の憂き目に遭いました。蜀の大臣たちは次々と劉禅に降伏を進言し、やがて劉禅は成都を開城し魏に降伏。こうして蜀漢は滅亡を迎えることとなったのです。